最近よく聴くアルバム

歳なのか、カウントダウンTVとかたまに見ると、毎回、知らぬアーティストが知らぬ曲を歌ってて、全然耳に残らぬままスルーッと抜けてく、、
ようもまあ、ウジ虫が湧くように、次から次へと新しいアーティストやらが出るもんですなぁ、、彼らの曲がはたして10年後も憶られてるか甚だ疑問、、まいいや、余計なお世話ですな

てことで、CDショップやレンタル店に行くと、いつの間にか10代後半から20代にかけて聴いてたアルバムを探してんだよね、、

んで、最近、よく聴いてるのが斉藤由貴のアルバムですたい!!おいら、彼女の10代後半、20代の頃の声に癒されてますわ〜〜〜
もともとオイラ、昔は彼女の大ファンでアルバム全部集めてたのに、いつの間にか聴かなくなって、就職してから中古屋に売り飛ばしたりしちまってたんだけど、最近、中古屋でデビューアルバム「AXIA」見つけてからは、再び狂ったように買い戻してますわ。

いま改めて再聴すると、彼女のアルバムは実は完成度高かったことに気づかされるんですよ、、玉置浩二や谷山浩子や崎谷健次郎や原由子とか、いろんな毛色の違うアーティストから楽曲提供してもらいながらも、揺るぎない斉藤由貴の世界が構築されてますもん、、

甘えた艶と幼い透明感の入り交じった、彼女の若かりしき頃の声がiPodのイヤホンから♪だけど、好きよ、好きよ、好きよ、誰よりも好きよ、世界が震えるほどに、いつか大きな声で告げるわ♪  と聞こえて来たら、ゾクッとして思わず作業する手も止まりますがな、、

とまぁ、いわゆる80年代のアイドル時代の彼女のアルバムも大好きだが、それより、おそろしいくらいの傑作だと信じて疑わないアルバムがある。発売当時まるで売れなかったアルバムだけど、おそらく100年後、同じく売れなかった真島昌利の「RAW LIFE」とともに歴史的傑作と言われるんじゃないか、とまで一人で思ってるのが彼女の「LOVE」という1991年のアルバムだ。おいら、当時びっくらこいたもん、、、

e0089956_5353386.jpgこれはあんまし知られてないかもしれんので、ここでオイラが触れるのも少々気が引けるけど、、ま、要するに尾崎豊との出会いから別れまでの彼女の想いが全て詰まったアルバムなんである(当時、ともにオイラが愛してた尾崎と彼女が結びつくこと自体、なんか二人の運命に自分も関わってるような不思議な気持ちになったもんだ、、)
全曲彼女の作詞で、ピアノと弦楽曲のシンプルで控えめな音の中に、その究極に削り落とされ選ばれた言葉が溶け込んで、それまで決して歌がうまいという訳でなかった彼女の声から幼さが消え、いま自立し飛び立とうとする瞬間の女の達観した優しさと逞しさが圧倒的な存在感となって、完璧に歌の上手下手を超越してる、、。

いや、それほどスゴいのである。恋と出会った時の淡い甘い潤いから、恋が成就して愛へと高まった途端の先行きの不安、愛が終わり別れ際の身を切るような気持ちの痛さ、、、これらすべてが、聴いてて自然に染み渡ってくるのだ、、1曲目の「いつか」など、改めて聴いても涙出てくるよ、まったく。
おそらく、モルモン教徒である彼女が自らの戒律を破った罪を自分に課しながら歌ってるからであろうな、、、魂の振幅というより贖罪の歌声、情念というより精神の浄化という感じだ、、ゆえに、透明な世界観の中で、後ろを振り向きながらも、気持ちは前に向かってピンと張りつめてる。要するに、前に進むための訣別の決意表明なのだ、、これを聴いた尾崎はさぞかし痛かったことだろう、、、
これが尾崎に向けたアルバムであることは、このアルバムに隠しコマンド的に示されているのだけど、これは尾崎と彼女とオイラだけの秘密だ。

いやあぁ、スゴい、ホント素晴らしい、このアルバムは!中古店とかで見つけたら、手に入れて損はない歴史的傑作である。そう、オイラは思う。特に失恋した後の女性がこれ聴いたら、号泣しながらも新たな勇気がわいてくることであろう、
[PR]
Commented by 通りすがり at 2009-08-06 12:27 x
隠しコマンドがなんなのか教えてください。
Commented by cinema-stadium at 2009-08-10 21:57
>通りすがりさん
いやあ、申し訳ないですが、こればっかりは、我々の秘密にさせてくだせぇ〜〜
by cinema-stadium | 2009-07-09 05:36 | Comments(2)