■ある日どこかで(HR)

at  ららぽーと横浜TOHOシネマズ4  2010  4/01

オイラにとって、歴史的な日だった。50本の作品が並ぶ「午前十時の映画祭」ラインナップの中でも、オイラの最大のイベントである「ある日どこかで」を、ついにスクリーンで観れた!!

e0089956_3524276.jpg生きていて良かった。やっぱスクリーンで観る若かりし日のジェーン・セイモアは、感涙ものの美しさだ!!なんか、本物のダ・ヴィンチのモナリザを観れたみたいな、、そんな感覚に近いかもしれない。

この作品の日本初公開は、おいら中学2年の正月第二弾。同じ月に「チャンス」(ピーセラ主演)やサミュエル・フラーの「最前線物語」が公開されたことを考えれば、ある意味、1981年1月というのは奇跡の月だったのではなかろうか。そのときのオイラは、といえば、ひと月前の12月にジョン・レノンが殺されたこともあり、この頃は特に多感で、結構なんでも覚えている。
ちなみに、その翌月の2月には、ポスト「スターウォーズ」としてアメリカで鳴り物入りで公開されて記録的大コケした、ラウレンティスの「フラッシュ・ゴードン」が日本公開されている。近年ウィル・ファレル主演「俺たちフィギュアスケーター」の最後の大笑いスケートシーンで、その「フラッシュ・ゴードン」の主題歌「フラッシュのテーマ」(by Queen)が流れるわけだが、〈宇宙を救え!とブチ上げながら大コケした映画〉のテーマ曲ってこと自体が、実はこのシーンの笑いの裏キモなのだ(チョー傲慢な言い方だが、それを分かっている人って案外いない)。

話それたが、我が故郷では、この「ある日どこかで」は、ロードショー公開されなかったんである。一般上映の機会(スクリーンで観るチャンス)といえば、当時、地元大学の映研が主催した初夏(七夕近くだったと記憶するが)の上映会一回限りだった。それを観逃したオイラは、当然、最初の出会いは、大学時代にビデオ、となった。以来、レーザーディスクで、DVDで、何度も見てきた訳だが、やっぱ、いつかはスクリーンで!という思いはずっとあった。その念願がついに叶ったんである!とにかく、地方では公開すらされないような扱いを受けた作品が、30年の時を経て、「名作」としてオイラの前に現れたんである。これは、オイラの人生にとって大事件である。まさしく、映画の主人公と同じように〈時を越えて逢えた〉という実感が、どうにも涙を止まらなくさせた、、、、ストーリーはおろか、カット割すら熟知してるのに、なのに、、、、なんなんだ、この涙の量は!

ところで、改めて観て思ったんだが、この作品が凡作になったかもしれないリスクは、実は結構高かったんだなぁと。わかりやすい例をあげれば、写真で見た60年前の女に、主人公が一目惚れしてしまうシーン、、、「この写真いいな、この人キレイだな」でなく「60年前の写真の相手に惚れちまう」んである、、常識で考えりゃ、んなアホな!と思える設定だ。けど、ここで観てる人を主人公のその気持ちに共感させなければ、この作品自体が、もうそこでアウトな訳である。その困難なハードルを、軽々とクリアしてしまうのだ、この作品は!しかも、わずか3つの要素だけで!
e0089956_3521265.jpgその3つとは、一つが写真モデルのジェーン・セイモアの芸術的美しさ!そら、その美しさには60年後の男を夢中にさせる説得力があるもん!
二つ目が写真を見つめる主人公クリストファー・リーブの目ヂカラ!思わずスーパーマンのようにビームが出るって思っちまうもん!
最後がジョン・バリーの美しいメロディ!ラフマニノフのラプソディとの親和性の良さと来たら、そら貴方、奇跡ですって!

ハッキリ言って、この3要素だけで、映画としての価値が、名作まで高まったと言っても過言ではなかろう。おいらの周りの映画友達が、この作品の監督の代表作が他に「ジョーズ2」くらいということを揶揄して、「ヤノット(監督)の奇跡」と呼んでいるのも、その3要素があってこそだ。

あ、ちなみにアメリカには、オフィシャルサイトがあって、そこでいろんな関連グッズが販売されてる。ジェーン・セイモアの額縁写真、欲しい!!! 150$かぁ、、、
http://www.somewhereintime.tv/
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by cinema-stadium | 2010-04-04 03:55 | Comments(0)