■花とアリス  (HR)

at 新宿スカラ2 2004 04/15

岩井俊二の作品を全部観たわけではないが、
観た中で好きなのは「打ち上げ花火〜」と「四月物語」だけ。
評価の高かった「Love Letter」もおいらは駄目・・つーより気持ち悪ぃ。
(中山美穂が山に向かって叫ぶとこなんて
気持ち悪うて気持ち悪うて悪寒がした)

ゆえに、あんまし個人的に好きな監督ではないし、
おいら的には、「映画監督」だなんて思ってなくて、
「流行映像作家」ぐらいの存在でしかなかった。
これを観るまでは・・

正直、この作品も知人のススメがなけりゃ、
観ることはなかっただろうなと。
実際、今回も途中までは「好き!」という感情と
「こんなの認めちゃイケナイ!」という心情がぶつかり合い、
「気持ちイイ!」という視覚的快感と
「気持ち悪ぃ!」という世界観への嫌悪感が
多少せめぎ合ってたのが正直なとこ。
だども、文化祭のシークエンスくらいからは、
そんなのどうでも良くなって、
挙げ句には、あの奇跡のようなオーディションシーンに
涙があふれた、あふれた!

認めます、岩井俊二、あんたはスゴイ!!
かといって、映画として完璧か、ちゅうたらそうでなく、
話自体は、どうしようもなくアリエネェ〜ちゅう話であって、
岩井俊二が撮るという条件でなければ、
まず絶対、企画は通りませんて。
仮においらがプロデューサーだとして、
文字だけのシナリオで読んだなら、
マジ映画にする気?気でも狂ったの?つー感じであろう。

しかし、しかしだ、その、どうにもアリエネェ〜ちゅうお話を、
映像の力だけで2時間半近く引っ張りきる
(しかも一瞬タリとも見逃すのが惜しい気にさせて)なんて、
こりゃ、どうしようもなくスゲェことなのだ!!
岩井俊二さま、あんたはそれだけで立派な「映画監督」なのでした。
つまりは、話がどうのこうのを超越した
画の魔法なのであった、これは・・おみそれいたしやした・・・
まぎれもなく、おいらの中では、
これまでの岩井俊二作品での最高作です。

にしても、蒼井優・・
TV「高校教師」じゃ、背伸びしてた役柄で似合わネェと思ってて、
「害虫」じゃ、裏表のない優等生役があまりに機械的で
面白くなかったんだけど、
このアリスときたら・・・・・・・・おいらは惚れたです。

にしても、杏ちゃん・・
「青い鳥」の頃から応援してる女優さんだけど、
もうちと体形には気遣った方が..
要らぬ世話かもしれんけど、杉田かおる2世にならんことを祈ります。

ということで、おいらは、帰りに、思わずDVD付キットカットを買った。


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by cinema-stadium | 2004-04-15 09:54 | Comments(0)