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■容疑者 室井慎次  (H)

at 109シネマズ   2005 10/26

仕事でいいアイデア浮かばず、急に思い立ちリフレッシュしにレイトへ。
「交渉人 真下」が大嫌いなおいらとしては、今回、あの作品ほどの不快さはなかった、、でも、でも、、君塚さん、、やっぱコレ詰め込み過ぎっすよ!




あんな警察庁と警視庁のチョコマカした権力争いなんかを、しかも、ご丁寧にそこにウゴメく一人ひとりを描いたりして、、鬱陶しいったらありゃしない、、ただでさえ、話の動かない話なのに、、あんなのは、ツラが見えない方が、余程、室井の苦悩が伝わるのに、、あんな余計なもん描くから、事件そのものが全然謎めいて見えねぇし、全体に締まりが無くなるんだよなぁ、、てゆうか、踊るの「1」から、犯人像はほとんど同じだし、、、

新宿北署でしたっけ、、署内の描写や、敵側弁護士の事務所の描写見てると、ありゃまるで舞台演出ですな、、、なぁんだ君塚さん、アメリカ映画の法廷劇みたいなことをやりたかったんですねぇ、、(あのトリビア弁護士がボロ出すとこも、もろ「ア・フュー・グッドメン」のJニコルソンそのものだし、、でも、処理があまりに簡単安易過ぎですばい・・)

てゆうか、君塚さんホントはそれを本物の舞台でやりたかったんじゃないでしょうか、、てゆうか、同じスピンオフやるにしても、今回の題材なら映画でなく、実際、舞台の「踊る」プロジェクトとして全国8大都市縦断の限定30公演とかでやったら、「踊る」伝説に、もっとハクがついたろうになぁ、、、(ホンも絶対そっちが面白くなったはず)
おいらがもしPだったら、この作品はステージだぜ、絶対・・(たとえ10000円の価格設定でもファンは来ただろうし、見たくても見れなかったファンは後日発売のDVDを高くても買うだろうし、、新しい「踊る」ビジネスの可能性が開けたのに、、)まぁ、もう映画として出来ちゃったからには今更シャアねぇですけどね、、

今回の話自体は、田中麗奈が青島の代わりになっただけの構図で、いまひとつ新鮮味にかけたな、というのが正直なトコですな、、柄本明はまるで和久さんだし、、
あと、せっかく翔の兄貴出すんなら、もっと泣ける役で出してほしかったなぁ、、なんか、全然見せ場らしきもんもなく、顔見せてるだけって感じだったし、、
まぁ話自体が動きのない話だから、ある意味仕方ないけど、、(動的な画が足りんからって、無理矢理したような田中麗奈=元陸上部という設定もかなり苦しかったが、、それよっか麗奈ちゃんの水着姿をもっと見たかったぜ、おいらは!)

■容疑者 室井慎次  (H)_e0089956_495963.jpgにしても、ギバちゃんのあのシカメっ面の硬い演技は、主役として2時間も見てるのは正直きつかったなぁ、、
ちと疲れちゃう、、やっぱギバちゃんの室井は脇でちょっと出るくらいが、気の利いたスパイスになっていいんだけどなぁ、おいらとしては、、

ラストの空港シーンは、「天使のくれた時間」のラストを彷彿として結構好きなんだけど、やっぱ喋らせ過ぎちゃったのが、ちとつらかったなぁ、、室井と田中麗奈・弁護士の、今後の展開に期待させるような淡い微かなツヤだけ匂わせ、静かに気持ちよく終わってほしかったんだけど、個人的には、、

でも、筧さんと真矢さんは、今回もうけ役でラッキーでしたな、、

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by cinema-stadium | 2005-10-27 04:15

スタジアム管理人凹貞治


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