東京に出てきていちばんお世話になった映画館とお別れしてきた。
映画は、きのうの「大脱走」で終わりにしたけど、
今日は最後の勇姿をデジカメに収めてきた。
と・・まわりを見回すと、おいらと同じように
ビデオやらカメラで写している人があちこちに。みんな寂しいのね。
着々と建物のまわりで解体の準備が進んでたのが、なんか無性に悲しかった。

東京ファンタで、「ワイルドバンチ」「エクソシスト」を観直したパンテオン。
ponさんと「パラサイト」の先行ナイトを観たパンテオン。
師範代と「二つの塔」の先々行で盛り上がったパンテオン。
子どもが生まれる前に、カミサンと最後に
オールナイトマラソン上映を観たパンテオン。
とにかくスクリーンがでっかくて大好きだったパンテオン。

さよなら。
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by cinema-stadium | 2003-06-30 23:51 | Comments(0)

■二重スパイ  (2B)

at  渋谷東映 2003 06/30

韓国映画が嫌いとかいうんでもないんだけど、なぜかこれまで、
「シュリ」「JSA」「ユリョン」を見逃してきた、おいらである。

ほんでもって、韓国のこの手の作品初体験・・・
いやぁ、なかなかやるじゃん!!

結構ゴチャゴチャしたテイストを予想してたんで、
こんなスマートなサスペンスに出会えるなんて驚き。
こりゃ未見の作品も観んといかんな!

オーソドックスな演出が、画にストイックな味わいをつくり出してるのがいいね。
と、、、いまパラパラと「プレミア」誌の星取り表観たら、二つ星か三つ星やん。
三つ星はまぁ分からんでもないとして、二つちゃ何やワレ!
おのれらに、このレベルの映像が一瞬でも作れるんと思うとんのか!
おのれらに、北スパイのやるせないセリフの
一文字でも書けるとでも思うとんのか!

あ〜〜最近、「プレミア」誌の星取り見ると胸がムカムカすること多し!
どこの評論家たちや?と思ってたら、編集部のスタッフか・・・
お前らエラソウやのぉ、、、なに様のつもりや!
レベル低すぎるぞ、「プレミア」の小僧ども!


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by cinema-stadium | 2003-06-30 22:50 | Comments(0)

at  池袋テアトルダイヤ 2003 06/30

こういうのを、佳品というのだろう。
いい映画であった。
ロケットボーイズのギレンホールくんが、
天下のダスティンとサランドンを相手にして、
一歩も譲らん、というか、ちゃんと二人に食われないで
主役やれとるのが凄いのだ!!

このメインの3人がいいのはもちろんだけど、
おいらはギレンホールくんの相手となる
エレン・ポンペオ嬢なるコが大のお気に入り。
はるか昔、ミッシェル・ファイファーを「グリース2」で
見つけたときの感触に近いものが・・(あのときは作品はクソだったけど)
ぜひ、化けて欲しいわ。

それにしても、携帯のない時代だからこそ、
こんなにも互いの気持ちのスキ間を切なく美しく語れるんだなぁと実感。
やっぱいいわ、70年代の空気は!


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by cinema-stadium | 2003-06-30 22:47 | Comments(0)

■大脱走  (HR)

at  渋谷東急2 2003 06/29

朝上映開始1時間前に行ったのに、1回目の分はすでに売り切れ、
2回目の分もあわや、という直前に買えたほどの大人気。
ということで、一旦家に帰って昼過ぎに再度出直し。

なんと言ってもニュープリント上映である。
はるか昔、クマモトの名画デンキ(のちのシネロマン)で、
「燃えよドラゴン」との2本立てで観たことがあったが、
そのときの「大脱走」は、作品の目玉でもあるマックイーンの
バイクジャンプがそっくりそのまま抜け落ちてた。
なんでも、初公開時のプリントの多くがそんな目にあってるらしい。
原因は、各地の映写技師さんたちが
故意に切り落として持ち帰ったとか。

ほいで、今回、その部分がちゃんと残ってることを願って観たのだが、
さすがはニュープリント上映である。
スクリーンでマックイーンのバイクジャンプが観れるなんて、
生きてて良かった。

やっぱ、場内の雰囲気が最高であった。立ち見満員の熱気もそうだけど、
何より、皆がこの作品を「愛してやまない」
というヤツラの集まりみたいで、その愛の熱気が実に心地よいのである。
んだもんだから、笑いのシーンの3秒ほど前には、
もう、そこいらからクスクスっと微かな笑い声が湧き始めるといった具合。

この作品の最初と最後に起こった拍手は、
江戸における特別上映特有の「お約束ごとの拍手」でなく、
皆の気持ちの正直な表れに聞こえたね、おいらは。
う〜〜ん、それにしても幸せな時間やった。

作品の内容はもちろん言うまでもなく完璧!
キャラ一人一人が何度観ても愛しくてたまらない。
映画を観始めて30年あまり、「面白さ」という点で、
この作品を超えるものにいまだ出会ってない。

あ、このニュープリントはシネカノンが配給してたから、
恐らく、今回の「さよなら東急文化会館企画」だけでなく、
そのうち各地でリバイバル上映されるんじゃないかな。
この日の熱気は、リバイバルに向けた
最高の宣伝になったでありましょうぞ。


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by cinema-stadium | 2003-06-29 22:45 | Comments(0)

at  試写会 2003 06/24

ウーム、良くできてるんですわ、これが。
でも、なんか弾けないんですわ、これが。
スティーブンソンの「宝島」の宇宙版なんだけど、
キャラそれぞれが弱いのが、いまひとつ乗れない理由かなぁ。

シルバー船長って、男子だれもが憧れ抱くくらいカッコ良くせんば。
カッコイイってこういうこと、くらいに描かんと、
主役のジム少年のモチベーションを保つには無理があるような・・
それでも「ラピュタ」のような世界観を
「宝島」にもってきた画は見事なもんです。
ん〜でも、おいらは出崎統TVアニメ版「宝島」のほうが断然好きだなぁ。


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by cinema-stadium | 2003-06-24 22:43 | Comments(0)

■恋愛冩眞  (H)

at  渋谷東急3 2003 06/24

堤演出と広末をはじめてスクリーンで観た。
広末って、こんな良かったんだ、スクリーンで観ると。
CX「ビーチボーイズ」のときのオキャンな広末は気に入ってたけど、
早稲田進学の頃、なんか盛りのついたメス猫的なイヤらしさ感じて、
CX「リップスティック」でゲンナリして見放してしまったけど、
いいねぇ、銀幕の彼女は、なんか妖しくて、哀しくて。

TVはもういいから映画に専念しなさい、広末さん。
なんか、ひさびさ当て書きしたくなる思いが湧き起こりましたわ。

と、こんな広末に見せてくれたのは堤カントクの腕ですかね。
完璧に彼女の可愛い表情とらえるのに集中してるもん。
対する小池栄子なんかバケモノ扱いだし・・
(小池嬢は違った類いの作品で頂点を獲れる!)
しかし、もったいない作品だこと!
愛した女の生きた時間を、ファインダー通して追体験するちゅう、
基本プロットはスゲェ泣けるのに、
あのNYに着いてからの中盤のだるさは何?
あの辺の話の転がしは、カスだぜカス、あんな謎解きなんぞ要らんわ!
ちゃんとしたホンなら、もっと泣ける話になったろうに。
広末の魅力に引っ張られて最後まで観れた感じ。

あと、龍平君も存在感あるけど、あのモノローグはヤメテ!
堤カントクも才能あんのに、ちゃんとしたホン選ばんと、
若いもんが台頭してきた時ヤバいんじゃねぇの?
ボンクラ森田みたいに腐らんことを祈る。
全体として、大林センセの失敗作を観た後、
でも、なんか愛しいっちゅうのと似た感じ。


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by cinema-stadium | 2003-06-24 22:39 | Comments(0)

at  渋谷東急2 2003 06/23

東急名画座で、リアルタイムで観たであろう、半じいサンたちと
60年代後半のカウンターカルチャーに憧れてるような若造くんたちが
入り乱れる変な客層にまみれて観た。

ステッペンウルフの歌がかかるオープニングクレジットは、
うむ、今観ても確かにカッコイイ。
しかし、あの全編に漲るアンチ・ハリウッド雰囲気は、
あの当時に観たら、新鮮でセンセーショナルであったろうけど、
今観ても凄いとか、面白いとかいうシロモノではないと思う。
後半のLSD幻覚症状の映像も、単に映画として壊れてるとしか思えん。
やはり、感性の映画は、その時代に感じるべき旬なものだと痛感。
これが、当時それまでの映画に自由な作り方を示したのだとしても、
この映画の求める自由自体に展望がないことが、
いまのおいらを自由にさせてくんない。

ニューシネマの代名詞的な映画だというのは、ようわかるが、
やはり、この自由観より「卒業」の結婚式こわした後の
ダスティン・ホフマンとキャサリン・ロスが見据える未来に対する
責任の厳しさの方が現実的で、おいらにとっては共感できるのだ。
自分たちの美学を貫き、死をもカッコ良く受け入れる
「明日に向って撃て」のレッドフォードとニューマンの方が、
おいらにとっては煌めいて見えるのだ。
まぁ、ジャック・ニコルソンは好きだけどね。

最後、場内に起こった拍手は、おいらを戸惑わせた。
じい様たちが若かった自分達自身をもう一度追体験した
ノスタルジーからわき起こったものなのか?
それとも、お別れの小屋に対するものか?
ま、いいけどね。


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by cinema-stadium | 2003-06-23 22:37 | Comments(0)

■ベン・ハー  (2B)

at  渋谷東急2 2003 06/21

今日は「チャリエン2」の先行の日で、どっちにするか迷ったけど、
やっぱ、もうすぐお別れの東急文化会館への惜別の意を込め、
今月いっぱいは「さよなら東急文化会館企画」を優先。
んで、「ベン・ハー」を。

何より驚いたのはプリントの質の良さ。
これまで新宿昭和館や自由ヶ丘武蔵野館で観た古い東映映画は、
アメはザンザン降りだわ、コマ落ちにいたっては、
セリフのやり取りがまるごと抜け落ちてたりしてて、
一体何のシーンだったのか分からぬことしばしばだったので、
少しは覚悟してたけど、そんなことはほとんど無し!
こりゃあ、ニュープリントという「大脱走」は、きっと完璧な状態だぜ!!

んで、作品はというと、昔、淀川さん健在の日曜洋画劇場で
前・後編にわたって放送されたのを観たのが小学生の頃だったんで、
かれこれ、26〜7年ぶりかな、観るの。
馬戦車レースと船底のオール漕ぎとキリストが出るという以外は、
ほとんど、記憶から消えてたんだけど、
なるほどウィリアム・ワイラーとはスゴイ監督だわ。
あの馬戦車レースの臨場感は、今のCG技術でも出せませんわ。
肉感がちがいますもの!群衆なんて、ほんとの群衆の物量感ですもの!

あと、女優はこうやって見せるんじゃ、
ヒキ、ヨリのタイミングはこうじゃ、
大根役者も立ち回りの見せ方で、ちゃんと英雄&名優に見えるんじゃ、
(ゴメン、全米ライフル協会会長)
と、もうまさに演出術の、というか、映画の教科書でんな。

しかし、4時間弱というのは、やっぱ堪えますな、、
もう死ぬまで再び観ることはないでしょう。
にしても、ある意味、ハリウッドがユダヤ帝国であるのが、
ようわかる作品でもありました。
そりゃ獲るでしょうよ、オスカー11部門くらい。


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by cinema-stadium | 2003-06-21 22:34 | Comments(0)

■8 mile  (2B)

at  109シネマズ 2003 06/18

音楽のこと全然知らん、おいらにはスゲェ新鮮で面白かった。
知人がラップ版ロッキーと言ってたけど、まさしく。
あんなバトル、ほんまにやっとるんかいのぉ・・と思ったけど、
カーティス・ハンソンの演出はリアリティを追っ掛けるやり方だったので、
多分、ほんとにあることなんだろうと理解。

しかし、日本語の字幕を通じて、日本語の思考で、
あのバトルを理解しようとすると、
「おまえの母ちゃん、デベそ」レベルの悪口の言い合いにしか見えんが、
きっと、英語の頭で感じれる人からすると、
韻とかがキマッてんだろうなぁ・・
と、英語のできない自分が悔しかったり。

にしても、カーティス・ハンソンっていいねぇ。
あのデトロイトの荒廃感、たまらんわ。
あれがエミネムのカッコよさを際立ててるよなぁ。
あと、キム・ベイシンガーのビッチぶりはハマり過ぎ!
個人的に大好きなのは、ビッチなメグ・ライアンみたいな女の子・・
名前なんてのかな?若い頃観てたら、
あのキャラ嫌いだったかもしれんけど、
最近は、あんな女のキャラが愛しくてたまらん。

ベイシンガーの娘が唯一天使なんだけど、
あの天使みたいな娘もこの街に住んでりゃ、
やがては、あのビッチなメグ・ライアンになって、
挙げ句は、キム・ベイシンガーのビッチお袋まで辿り着くってなとこか。

エミネムって、ええ顔しとる。ムービースターでも食っていけまっせ。
にしてもヒップホップとやらのマインドの根源は、罵詈雑言なのぉ?
その辺よくわからんが、おいらの膝が気付いたら、
ビートにのって動いていたんで、
やっぱ、そうさせるだけのパワーはスゴイっすよ。

ところで、ラップ・バトルを見て、
日本の漫才を思い出したのは、おいらだけかしらん?
かつての漫才ブームのときと同種のもの感じたんだけど。
つうか、これって日本でお笑いバトルにして、
きっちりキャラ描き込んだら出来るやん、と思ったけど。


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by cinema-stadium | 2003-06-18 22:32 | Comments(0)

at  試写会 2003 06/11

徹夜明けにもかかわらず、
しかも仕事がまだ終わってないにもかかわらず、
鉛のような身体に鞭打ち、試写へいざ。
ところが、電車で寝ちまい、2駅ばかり乗り過ごし、
地上に出たころは、開始5分前、、、

ということで、六本木の街を全力疾走して、汗ダラダラで会場に到着、、
と思たら、会場を間違えてお隣のフォックスさんに入ってしもた。
ようやく席へたどり着いたのは、開始30秒ほど前。
ふ〜っ、この時点ですでにハラハラドキドキの
デッドコースター状態だった、、。

んで、作品のこと、、。
前作をかなり愛してるおいらとしては、
アップルトレーラーで観た予告のあまりの出来の良さに、
逆に少々不安になったけど、
なぁに、やはり所詮、予告は予告でした。
(と言っても、予告観てないほうが絶対、よけいに楽しめますぞ)
すごいです、一人一人の殺し方が。相当エグイっす!

前作は、死神さんの不気味な存在を感じたけど、
今回は監督さんそのものが死神になって
殺しを楽しんでらっしゃるようで、
エグイことも、まるでスポーツ感覚みたいに、
サラリと爽やかにやってのけられる。
なんか不思議と後味の良いホラーなんですわ。
主役の女の子も、おいら好みだし、
90分という尺も最高ですわ、最後も笑えるし。

まぁ難を言えば、人間関係のおおざっぱさなんだけど、
この作品で、そんなの求めるのがそもそも大間違いってなもん。
まあ、個人的なお気に入り度は前作に匹敵!
ぜひ、ぜひ、3作目を!!と言わなくたって作るだろうけどね・・
とにかく、こんな素敵な作品に会えたのは、
またしても師範代のおかげ。感謝です。

あ、前作観てない方は、観たほうが10倍は楽しめると思います。


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by cinema-stadium | 2003-06-11 22:29 | Comments(0)