■死霊高校(2B)

イオンシネマ港北7 2015.08.30

e0089956_10501018.jpg⚫︎ある意味POVものの終焉を感じたね。ここにあるのは、“ひょっとして、どこかでホントにこういうことがあったかも・・”的なフェイクドキュメント的手法では無く、“僕ちゃんたちが作るのは、どうせハッタリだもんね〜新しいホラーキャラを生み出す手法にPOV使っちゃうもんね〜”といった感じの、良い意味での開き直り感が逆に気持ち良い。
⚫︎だけど、新しい映画か?といったらそういう訳でもなく、キャリー+13金+サイコといった感じで、どうしても過去のホラー世界から抜け切らないところが弱さであり、同時に愛らしさでもある。
⚫︎ところで、上映前に中田秀夫監督の「劇場霊」の予告を見たが、この「死霊高校」を見終わったら、こっちがもう既に先やっちゃった感がすごくあったんですけど。。今度は大丈夫か、中田さん?
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by cinema-stadium | 2015-08-30 16:47 | Comments(0)

チネチッタ10 2015.08.23

e0089956_10465850.jpg⚫︎なんとも後味悪い快作!ギレンホールの迷いのない悪びれ無さはある意味、「タクシードライバー」のトラビスのような歪んだ真っ直ぐさに相通じて、映画的に美しい。
⚫︎現代社会のどーたらとか、深読みしなくても単純に面白いのが何よりイイわ。単純に需要者が求めるものを提供してるだけというストレートな構造が、倫理やモラルとは無縁な主人公にリアリティをもたらしているからな。
⚫︎それが、結果的にメディア論や現代を斬ることに繋がっている(勝手にこじつけてくれる)から、作品としては最高に幸せな形と言えるんじゃなかろうか。
⚫︎しかし、現実にいるもんな、もともと情愛や慈悲の感覚の欠落した人間。。。だったら、もっと凄い事件に繋がって欲しいよなとも思うが、そうなったら、この作品のスケール感にふさわしい面白さで無くなるから、これはこれでヨシ!!その辺はバジェットの膨らむ次回作(多分できると思う)に期待ということで。
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by cinema-stadium | 2015-08-23 16:46 | Comments(0)

ららぽーと横浜PREMIER 2015.08.21

e0089956_10434843.jpg⚫︎で、続けて「パージ」続編。前作も悪くはないが、ぶっちゃけ、イーサンの出ないこっちのほうが遥かに面白かった!
⚫︎前作が“家の中でパージを防ぐ”編なら、今回は“家の外でパージから逃げる”編。逃げ具合やら、闘いやら、途中の新たな仲間の合流やらは、昔のウォルター・ヒル全盛の「ウォリアーズ」や「ストリート・オブ・ファイアー」の呼吸を思わせる。
⚫︎「ダークナイト」のジョーカーみたいな奴らの得体の知れない雰囲気もイイ。スター俳優出てないところが、安心感が無くて、逆にB級サスペンスらしい恐さ生み出して秀逸。
⚫︎マイケル・ベイは、監督よりプロデューサーとしての才覚が上ではなかろうか。
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by cinema-stadium | 2015-08-21 16:44 | Comments(0)

■パージ(2B)

ららぽーと横浜PREMIER 2015.08.21

e0089956_10424617.jpg⚫︎ニコラス・ケイジ、ジェイソン・ステイサムと共に、俺にとっては侮れないイーサン・ホークの3年前の作品が、何故だか今ごろ公開。
⚫︎まずもって“一年に一度だけ、人を殺すのが公的に許される日”というB級C級の王道プロットが素晴らしい。
⚫︎んで、その日に備えた警備システムを販売してるイーサンが、、と、ここまではワクワクするような楽しさだったが、やはり心配してた「パニックルーム」的描写と、これまでいっぱい観てきたサスペンスのオチに着地しちゃったのが非常に惜しいね。
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by cinema-stadium | 2015-08-21 16:43 | Comments(0)

109シネマズ二子玉川10  2015.08.19

e0089956_1052288.jpg ⚫︎喜八さんの傑作に挑むとは、原田監督もチャレンジャーというか、無謀というか、、。でも、いまの日本映画界のメジャー系(主に東宝なのだが)に蔓延する幼さを打破するには必要な気概だと思うので、応援したいと思う。
⚫︎原田監督は、もともと群像劇に冴えを見せる人だから、中々な力作には仕上がってると思ったよ。時折同じ台詞、同じ演出で、喜八さんへのリスペクトも感じたし。
⚫︎1日だけでなく数ヶ月前からの日本の動きをわかりやすくして、阿南や天皇の人間像を掘り下げたところが喜八版と大きく違うミソの部分だが、逆にそんなの無くても充分面白かった喜八版の凄さを改めて際立たせるという皮肉な結果にもなった気がする。
⚫︎ただ何が素晴らしいって、山崎努に尽きる。笠智衆とは違うアプローチで 鈴木首相を魅力的に見せ、役所広司の阿南以上に物語を引っ張ってた気がする。それと、松坂桃李に関しては、オリジナルの黒沢年雄と比べるのは酷だが、最近の彼の役者としての姿勢がすごく素晴らしいこともあって、応援していきたいと思わせるものがある。まだ作品には恵まれていないが、そのうち純粋に、芝居の良さで賞を獲りそうな、そんな成長曲線の中にいる気がする。
⚫︎あと、喜八版で新珠三千代だけだった女性が、今回何人も登場するのはアプローチの違いとしてアリだとは思うが、野郎ばかりが密室で集まってあーだこーだやってる喜八版のほうが、戦争の愚行感は遥かに感じるのだけど。
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by cinema-stadium | 2015-08-19 16:42 | Comments(0)

■この国の空(HR)

109シネマズ二子玉川8  2015.08.19

e0089956_10533512.jpg⚫︎二階堂ふみが何者かを知り尽くした秀作。ラストの彼女の表情は、ある意味、戦争より怖いですもん。あの時代に青春を奪われた女性たちの怨念すら感じたよ。
⚫︎二階堂ふみは、脱がなくてもあれほどの淫靡な雰囲気出せるの凄いや。長谷川博己の和服っぷりも艶があって良し。今年の邦画のベストカップル!
⚫︎でも何気に脳裏に焼き付いて離れないのは、工藤夕貴のワキ毛ボーボー!確かにあの時代の女性にワキ毛剃ってるヒマなんかないもの!二階堂ふみの姉役でもおかしくない彼女のリアルな役作りに、逆に母である前に女である、怪しい色気が炸裂!
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by cinema-stadium | 2015-08-19 16:40 | Comments(0)

下高井戸シネマ1 2015.08.18

e0089956_10561948.jpg⚫︎この作品も、「日本のいちばん長い日」リメイクを観るための予習として見たようなもの。
⚫︎原田監督は相変わらず群像劇うまいなあ。。。人びとの錯綜に、リズムがあるのが素晴らしいと思うわ。そこら辺は喜八さんに通ずるものもある気がするので、リメイク「日本の〜」、益々期待膨らむ〜
⚫︎正直、面白いと同時にある種の“惜しさ”を感じたな。満島ひかりと戸田恵梨香の泣ける関係にこだわってた割に、そこの部分の薄さが逆に弱点になってる思うな、惜しい。
⚫︎しかし、最近食傷気味だった大泉洋が久しぶりに魅力的だった。もう「晴天の〜」なんとかとかあんなん出たらダメよ。彼が次作で、どんな作品を選んで、どんな役を演じるか、単なる平成の武田鉄矢にならないためにも、意外に大切だと思うんですけど。
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by cinema-stadium | 2015-08-18 16:39 | Comments(0)

イオンシネマ港北4 2015.08.17

●2回め。今度は初見のなどさんと鑑賞。などさん、エンドクレジットでシャクリ上げて号泣・・・超娯楽映画で見た信じられない光景だった。人生の重なりも知ってる分、その気持もよく分かる。良い映画だ「ジュラシック・ワールド」。
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by cinema-stadium | 2015-08-17 16:36 | Comments(0)

キネカ大森1 2015.08.16

e0089956_10583998.jpg⚫︎いやはや、これだけのインパクトあるキャラは、フィクション世界ですらいないわな。オレの生涯で「エクソシスト」のリンダ・ブレアに匹敵する戦慄キャラ。
⚫︎奥崎謙三、、この実在の人物は明らかにどうしようもないクズ人間だが、実際の時空を劇画以上に強烈に生きた人生は、まさに今の時代にこそいて欲しいと思うベクトルの持ち主。闇に葬られた日本軍の恥部にまで堂々と正面玄関から入り込んでいくその凄まじさといったら、最近の流行りのPOVが皆ションベン臭く感じるわ。
⚫︎おかげで何度も大笑いして、何度も畏怖すら感じたよ。その姿を追い続けた製作クルーの労と確かな視線には、ただただ脱帽するしかありません。ともかくこれまで見たドキュメンタリーでダントツNo. 1作品。
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by cinema-stadium | 2015-08-16 17:44 | Comments(0)

■日本のいちばん長い日

キネカ大森1  2015.08.16

e0089956_10594269.jpg⚫︎原田眞人版の新作観る前に観ておきたいと思っていたら、ナイスタイミングで上映。しかも戦後70周年の敗戦記念日の週に「ゆきゆきて神軍」と二本立てなんてイカスわ、キネカ大森さん!
⚫︎喜八さんのリズムはホント最高!1日の動きだけに濃縮度もザ・映画って感じで、昨今の説明過多な邦画にはないエンターテイメントとしての品がある。
⚫︎群像劇ゆえに、短時間でキャラを刻印してかなければならないが、これまた、三船敏郎から黒沢年男まで、“役者力”の高い人ばかりで瞬時に違いがわかるんで、あれ誰だっけ?と思うことがまったく無いのは映画の教科書の手本的ですらある。
⚫︎娯楽映画に徹しながらもシニカルな視線で、あの時代に無駄死にさせられた者たちの怒りすら感じさせる喜八さんの作家としての格調高い闘いは今見ても色褪せない。
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by cinema-stadium | 2015-08-16 17:30 | Comments(0)