■山猫(HR)

at みゆき座 2013.02.06


生まれて2本めのヴィスコンティ。確信したね。中学、高校でヴィスコンティに出会わなくて良かったと。
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●アラン・ドロンも出てたなんて、今の今まで知らなかった自称40代映画ファンの貧しき映画体験につくづく恥ずかしくなるわ。
●でも、その昔、わずか10代前〜中頃に掛けての田舎もんの少年に、あの貴族のさびれ枯れ行くうら哀しさが分かるはずがない。むしろ、背伸びして分かったような気になろうとする愚かな年代でもあるから、当時ヴィスコンティに出会ってたら偏りある映画人生になったろう。そういう奴らが、クソ面白くもない最近の評論家連中なのだろうなぁ。
●全編、全フレーム、これルネッサンス絵画、、ミケランジェロやダ・ヴィンチの絵画が動いてるよなもんだもんなあ。驚いたわ。
●あの絢爛な舞踏会の贅沢極まりない浪費感たるや、、、クラウディア・カルディナーレの艶と若さに一瞬輝いた後、命吸い尽くされたように、そこに落ち着く場を探して蠢くバート・ランカスターが哀しくて切なくてもうたまらん、、なぜか、コッポラのゴッドファーザーと重なって仕方ない。
●あの邸の底なしに広がる人間の欲望と絶望、、ああこれぞ映画芸術。先日のフェリーニもそうだが、戦後のイタリア映画界が、もしかしたら映画120年の歴史の中で最も豊かな作品を量産したのでは?そんな気がした、、最近ヴィスコンティとフェリーニと出会ったオレが言うのも、生意気過ぎるが、、、でも、いよいよ巨匠と呼ばれる人たちの作品を観ても良い段階に来たかな、オレも。
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by cinema-stadium | 2013-02-05 21:52 | Comments(0)