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■ALWAYS 三丁目の夕日  (2B)

at チネチッタ3    2005 12/11

大掛かりなコンペに勝利して、仕事も幾分落ち着き、
やっと映画観れる精神状態になったので、気になりながらも
観てなかった作品をこれからフォローしていくことに、、
で、まず、やたらイイ評判を聞く(いつものごとく、己の眼で見るまでは
記事の見出しは見ても、中身は読まんけど、、)「三丁目〜」を!




■ALWAYS 三丁目の夕日  (2B)_e0089956_2244457.jpgんんんんん、、、、なるほど、こりゃ受けるはずである、、
昭和世代の泣かせどころ満載だもん、、、
とりあえず、お見事な美術とVFX組の
大勝利であることは間違いあるまい、、
それに加えて、役者さんたちもみんなイイもの、、まず子役連中がみんな昭和顔ちゅうのが、実にスバラしい、、一平ちゃんと淳之介くんも巧い、、
てゆうか、「この胸いっぱい〜」もそうだったけど、最近の日本映画の子役ってレベル高くなったなぁ、、うん、嬉しいことだ。
堤真一と薬師丸さんは既にいろんな賞を受賞してなさるんで、ここでは特には言うまい、、、

驚いたのは、吉岡くんだ、、おいらは彼のファンでもないのに、彼の作品は寅さんの満男役からかなり観てきたが、この吉岡くんが、いままででいちばん良いと思った。
役者としての幅が広がる役に出会えて良かったね、吉岡くん、、

はっきりゆうて、これまでの彼は世を拗ねるモラトリアム人役がハマり過ぎて、「甘えんじゃねぇ!」という不快な気にさせられることが多かったが、今回もすべてがうまく行かない役柄なんだけど、なんか今までにない深みを感じた、、
なんか、同じ軟弱でも人のせいにしない逞しさを感じたというか、、自信はないけど、前に踏み出すことに躊躇はないみたいな、、、
■ALWAYS 三丁目の夕日  (2B)_e0089956_226555.jpg昔の役柄は「さっさと、ハッキリせんかい、ワレ!」とスクリーンに罵りたくなるよな役柄が多かったもんなぁ、、だからか、あの指輪のシーン、、泣けたねぇ、、むろん、おいらの大好きな小雪もまたスバラしいからだけど、、
しかし小雪ってのは、画になるって意味じゃバツグンだねぇ!あの立ち居振る舞い、、今いちばんスケールの大きな女優さんですなぁ、、

もひとつ、吉岡くんより、ある意味驚いたのは、堀北真希のスバラしさ!
彼女がここまで巧い役者だとは、正直ビックリした、、ススけた顔でSLに乗ってるとこから、あ、コイツ女優の顔してる(単なるアイドルじゃない)って、生意気にも思いましたもん、、、スバラしい!!
「深紅」みたいなキャラも演れるかと思えば、こんな役もやれる、、女優としての幅がスゴいね、彼女は、、今後のさらなる成長に期待!

ってことで、美術、CGの完璧さと役者さんたちの素晴らしさに、かなり泣かされたので、無論大好きな作品ではある、、、だから悪い映画とは思わないけど、けど、映画としては正直、そこまでたいした映画でもないと、おいらは感じましたなぁ、、、
なんか、雰囲気の良い連ドラを3話分くらい見たような印象って感じかなぁ、、マンガ原作なんだから、これでイイの!とか言われたら、返す言葉がないけど、、原作何にも知らん(てゆうか、どうでもええ)おいらにとっては、一本の映画として見たら、ウネリのないパンチのなさと、
単なるエエ話の串刺し感は否めんかったなぁ、、
確かに美術、CG、役者さんの仕事は、ホームラン級でも、シナリオはヒット程度だと思いますが、、

あ、スピルバーグ兄ぃの「ALWAYS」より遥かに上行ってるのは間違いない(って、タイトル以外なぁ〜も関係ネェじゃん)

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by cinema-stadium | 2005-12-12 02:29

スタジアム管理人凹貞治


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