◼︎007スペクター(2B)

イオンシネマ港北1 2015.11.27

e0089956_19421646.jpg●愛憎入り乱れの140分。以下、標準以上の娯楽作品であることを前提に。。(未見の方、ネタバレ注意)

●自分の期待通りの展開でなかったから、とかそういうことでなく、まずオーベルハウザー=ブロフェルドであることのあまりの捻りの無さには、ひたすら呆れたわ。要するに、今回のオーベルハウザーがブロフェルドである必要は全く無く、組織名がスペクターである必要も全く無い。
●加えて、私怨をはらすためのスペクター組織という、ブロフェルドのちっちゃさには長年ボンド「映画」ファンやってて失望しかない。しかも何だ、スペクター拠点のクソ貧弱さは!手下どももPC前に座ってるだけで世界的売春組織がどーのとか、情報がどーのとか、やることも悪だくみ感もちっちゃすぎ。
●やっぱスペクター名乗るなら海洋の孤島や火山そのものにでっかいスケールのよくわからん悪の大工場ありーの、世界破滅や征服目論んで、完全武装の敵味方入り乱れて合戦ありーの、こそのスペクター基地!
●それに何だ、クライマックスのあのタイミングでのマドレーヌの別れのご挨拶は!おい、お前もスペクター一味なのかよ?と思いきや、ダークナイト描写に持って行きたいが為の何ら捻りなしの単なるご都合とは!
●さらに最後、ビッグベン前のウェストミンスター橋の上で、ボンドがマドレーヌに寄って行くとこ、「お前の苦しみが俺の悦び!」とばかりに、ブロフェルドが彼女を爆死させるのか!と思いきや、これも何ら捻りなし!(列車から放り出されたロバートショーやジョーズやハロルド坂田のパロディ悪役がここら辺で現れるだろうとも思ったが、それも無し、、寂しすぎるじゃないか!)
●過去作へオマージュ捧げるなら、細かな小道具以上にそういったボンド「映画」ならではな破天荒さにチカラ注ぐべきじゃないのか?
●前作「スカイフォール」はMとボンドの母子物語として確かに傑作だが、ボンド「映画」としての破天荒さには不満あって、今回時折見せるおふざけ感もガイ・ハミルトンやジョン・グレンに比べ、サム・メンデスはかなり下手で、さらにその不満が大きくなった感強く、ボンド「映画」の演出家として彼は遊びセンスが根本的に足りない。スペイン広場でヘリから突き落とした相手の落ちてくワンカットくらい入れろよ!
●ともかく、ブロフェルドとスペクター描写は特に俺から言わせると、この程度で喜んでたらボンド「映画」ファン失格!
●とはいえ、冒頭のスペインの死人祭りの長回しは「バードマン」なんて大したもので無いことを簡単に証明していて素晴らしく、MI6メンバーのチームワークもシリーズ中、斬新で良かった。なんだかんだで楽しめるのだが、愛するがゆえに俺は厳しいのだ。
[PR]
by cinema-stadium | 2015-11-27 19:38 | Comments(0)

スタジアム管理人凹貞治


by cinema-stadium