■それでもボクはやってない(2B)

at アミューズCQN1   2007 02/01

久しぶりになどさんと鑑賞。
で、面白かった、、てゆーより、人一人の人生が、あんな当事者でもないヤツらのテキトーな答弁で裁かれ、勝手に白黒つけられる不条理さが、なんともやりきれんし、法なんて人を守るためのもんじゃないと、痛感させられたよ。
その理不尽なやりきれなさは、狭っ苦しい法廷や留置所描写の息苦しさによって、よう出てて、この辺りの周防演出は正解だと思た。

e0089956_0415644.jpgただ、師範代やなどさんも言ってた「リサーチしてきたことをそのまま詰め込みました」的なシナリオが、おいら、途中、物知りなヤツからレクチャー聞いてる感じがして、ちとウツラウツラしてしもたもん、、レクチャー聞くくらいなら、本読んだほうが余程こちらのイメージは膨らみますもん、、
その点、今にして思えば、好き嫌いは別として故・伊丹十三氏(ちなみにオイラはあまりスキではなかったが)は、リサーチしたモノから“映画として”の昇華のさせ方が格段に巧かったなぁ、、

てゆーか、面白いけど、傑作の域に達せなかったのは、やっぱ、キャスティングのことと銭勘定のことばかり考えて、ろくすっぽホン読めないPが、脚本家・周防正行をコントロールできなかったことに尽きる、と思いますぜ。
つまりは、ここでも足引っ張ってるのは、やっぱり日本の似非ブラッカイマー・亀山(なんか個人的には、エンドロールの一番最初にコイツの名前が出てくるだけで、その映画そのものが汚いものに変わった気になってしまう、、あくまでオイラ個人の感情でしかないけどね)。

それでも、加瀬亮は良かったよ、普通っぽくて、、それと、最初の眼鏡かけた裁判官、この人かなりイイ味出してて最高!!判決そのものが読めてしまう小日向文世より、あの最初の裁判官が「被告人を、、、」と、あのままの判決下したら意外性あって面白かったろうなぁ、、
あと目撃者の女性も普通っぽくて良かったなぁ、、そうそう、こうした普通っぽい演技してる役者さんたちのおかげで、お話そのものが、より身近なものに思えたのは事実でした。

オイラが加瀬亮の立場なら、あげな横暴な警察や検察にゃ「ヌシゃ、しとらんて言いよるやろが、打ち殺すぞ!」て言うてしまうやろな、、あ、その前に、疑いかけられた時点で、被害者の女子中学生にも言ってしまいそう、、、
今でも満員電車に乗る時は両手のアリバイは万人に分かるようにしてるが、これからもっと注意しなきゃ、、
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by cinema-stadium | 2007-02-02 00:42 | Comments(0)